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「曖昧さ」を服にするということ

  • 執筆者の写真: akhrknd
    akhrknd
  • 2025年6月10日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。


日々の忙しさにかまけ、更新が気づいたら5ヶ月も前でした。。。。


今回は、MIDTHINGSのものづくりについて少しお話ししたいと思います。


前回のブログでは、ブランド名の由来や、“中間”や“少年性”といったキーワードについて触れましたが、今回はそれを実際に服のデザインや素材選びにどう落とし込んでいるかという話です。



25AWのコレクションを制作するとき、最初にあったのは、誰かの「記憶」と「曖昧さ」をめぐるムードでした。

それはたとえば、幼少期に使っていた布団や服の柄だったり、光に透けるカーテンの揺れだったり、明確に覚えているわけじゃないけれど、ふとした瞬間に蘇るような感覚です。

そこから導き出されたのが、にじむような輪郭、手の痕跡が感じられる質感、素材の対比といった要素でした。



たとえば、コレクションの中で特に象徴的だったのが、オリジナルのジャカード生地です。

クラシックな植物柄をあえて繊細すぎない粗めの組織で織り、少し素朴さを残しました。ブルゾンやバッグなどに使用したこの生地は、遠目にはパターンが滲んで見え、まさに“記憶の残像”のような印象を持たせています。


他にも、一度人の手に渡ったようなイメージの服、クラフト感のある手刺繍など一枚の服の中に、複数の時間や手触りが共存するような構成を意識しました。


 


服って本来、もっと自由であっていい。


MIDTHINGSでは、ひとつの正解を示すのではなく、「こう着なきゃいけない」というルールから解放される服を作りたいと考えています。

作り手としての意思はしっかりありつつも、それを着る人の手に渡ったとき、全く違う表情を見せてくれる――そんな“余白”を残した服づくりが理想です。


きっと、服は完成した時点では終わりじゃなくて、そこからまた誰かの記憶や日常に混ざって、新しい輪郭を持ちはじめる。

MIDTHINGSは、そんな服をこれからも作っていきたいと思っています。



25AWのデリバリーは7月頃より開始いたします。


1stシーズンですが、いくつかの卸先様に取り扱っていただけますのでまた時期を見てインスタなどでご紹介させていただければと思います。



ではまた、次回の更新で。


 
 

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